眠り猫のひとり言

泡のように湧いてきて消えていく

行列の効果

大きなショッピングモールの、

片隅にあるイートインコーナー。

 

平日は、

ひとりでパンを食べるおじいちゃんや、

何を食べるわけでもなく、

カートごとたむろして、

ずーっとしゃべっているおばあちゃんたちの、

憩いの場だ。

 

壁際に、

団子屋とクレープ屋とタピオカ屋がある。

 

団子屋はそこそこだが、

あとの2店舗は人気がない。

 

というか、

買っている人をみたことがない。

 

なにしろおじいおばあの場だからな。

しかたないと思うよ。

(私も買ったことがない)

 

ところが、

数週間前から、

 

突然、

タピオカ屋の前に、

行列ができ始めた。

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学生や若い女性ばかり。

行列は切れ目なく、

いつも20人以上は並んでいる。

 

ど、

ど、

どうした!?

 

タピオカ、流行ってんの??

 

 

こうなると、

飲んでみたい。

 

行列がなくなったら、

飲んでみよう。

 

いや、

誰も並んでいなければ、

もう飲んでみたくはないのかも。。

 

 

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